初めて久須夜に参加した「たけし」の振り返り

 劇団久須夜という存在は知っておりながら演劇をちゃんと見たことがないので行くことはないだろうと思ってた。しかし知り合いから今年は幕末だから刀を腰に差したりするからどうだと言われ、男子なら少しは憧れる侍や志士の格好をしてみたいと思い、身体的、精神的余裕のあった時期とも重なり劇団久須夜の扉をたたく。


 行ってみると団員の皆さんは面白く個性的なメンバーばかり。


 脚本が出来上がり読み合わせが始まれば皆役者の顔になり役になりきっていることに素直に驚き、尊敬した。配役発表でなかなか重要な役にあてられ、どんだけ出来るか素人で申し訳ないと思いつつ、そんな奴に任せる器の大きさにまた驚く。


 同級生もおり演劇に対し真剣に取り組む姿勢に刺激をもらい、自分も何とか皆についていけるようにと稽古した。


 本番が近づくにつれ舞台装置や音響、小道具、衣装が揃い、何かこの舞台を作るために様々な人達が汗を流す一連の流れが一つの素晴らしい物語のようで密かに感動した。


 本番当日、ゲネプロ(初めて知ったが本番前のリハーサル)で最終調整。本番数分前には緊張感の中に安心感のある久しぶりに味わう いい緊張感の味。


 それぞれが力を発揮し出来上がった物。形には残らないけどお客様の心にはしっかり残り、そして劇団久須夜の歴史になっていくんだなぁと。


 全く接点もないジャンルに初挑戦してみた素人の感想でした。


脚本から演出、役者までこなす人がいたり

シーンにあった衣装を完璧に手配出来る人がいたり

要望通りの音楽、効果音を用意する人がいたり

リアルな小道具作れる人がいたり

存在感半端ない人がいたり


 まあまあとにかく全てが凄かったわけで勉強出来るところだらけなんで今後ともヌルっと関わらせていただきたいと思います。

(2015.10.27)